すでにお知らせしていますが、傷病鳥獣保護ボランティア講習会を5月12日と13日の2日間、神奈川県環境自然保全センターで行いました。

講習会を受講された石井理絵さんがコメントを届けてくださいましたのでが、皆さまにご紹介させていただきます。

コメントを読まれて共感する内容が多々あると思います。

6月からは(早い人は5月から)保全センターで自主研修に参加され、実習を経験される中で様々な驚きや疑問を実感されていると思います。
保全センターでの実践活動する中で施設として不十分な所や傷病舎マニュアルの改善箇所、更には新たな活動の提案など、皆さまの斬新なアイデアをいただいたり、一緒に救護活動を行うことにより会の活動がより充実したものとなりますので、ご協力と参加をよろしくお願いします。


実習を終えて

C班 石井 理絵

 今回の実習を終えて、実際に見たり聞いたりすることで、それまでの講義内容の理解がより一層深まった。救護データの解析・ボランティア活動の説明では、作成した羽標本を見せていただいた。

 よく観察すると、それぞれの羽は役割を成しており、また鳥の種類でも違いが有りとても興味深いものだった。

 班員の中で実際に標本作りをされている方がいて、その方からの話も聞け、より深い話ができた。

また、その標本を「顕微鏡で細部を見たり」「記録したり」すると面白いのではないかとか、他にもっと活かせるのではないか、という意見があった。

 救護活動・傷病舎の見学では、保護されている傷病鳥獣を見学し、ボランティアさんの話を伺うことができた。様々な種類の動物がおり、驚いていた方がいた。如何に野生動物が傷をおっているかが実感できた。実際にボランティアさんの苦労した話や、放野の時の感動した話などを伺えた。

さし餌の説明では、実際にさし餌の様子を見ることができ、とても分かりやすかった。さし餌の種類についても説明していただいたが、鳥の種類によって与えるものが違うのは何故かなど、もう少し教えて頂きたかったという意見も有った。

保護の仕方の説明では、自分たちが実際に保護方法を考えたが、動物の種類によって特徴が違うので保護方法も全く違ってくるのが身にしみて感じることができた。また、安易な考え方で行ってはいけないことも良く理解できた。

このように、今回の実習で様々なことが学べたのは確かだ。ただもう少し時間を頂けたらという意見が多かったかもしれない。今回の講座・実習を活かして、これからのボランティア活動を行っていきたい。

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