6月4日、5日に今年度の野生動物救護ボランティア講習会が神奈川県自然環境保全センターにて開催されました。
4日(土)は、25名の方が受講されました。今回は、珍しく男性の参加者の割合が多く、年 代も幅広いように感じました。
午前中は、法律や、野生動物救護の現状やボランティア活動の実際、そして、野生 動物救護の理念と目的について金沢動物園の森角さんにお話頂きました。受講生は、朝、早くからの集合でしたが、皆、一生懸命、耳を傾 けていました。
お昼休み後、スズメを六羽放野。あっという間で、あっけなく飛んでいくスズメ を、受講生達は見守っていました。
午後は、衛生管理や、先輩ボランティアのお話、応急処置や搬送などについて、実 習などなど、実際にボランティアするにあたって、より具体的、実践的な講習を行いました。
スタッフとして、一日お手伝いをしましたが、衛生管理のお話では、数年前までは なかったと思いますが、最近ニュースでも耳にする、ジカ熱やSFTSが事例に入っていたり、"鵜は、ラテン系で、餌をねだってくる、 餌欲しさについてくる"との森角さんのお話に、 センターの鵜と同じだ!鵜の性格なんだな! などの発見もあり、私自身も色々と勉強させて頂き ました。
講習会後に、さっそく、runnerの作成に関わりたいと申し出てくださった方もいらっしゃり、嬉しく思いました。皆さんのこれからのフ レッシュな力に期待したいです。
6月5日(日)は、30名が参加されま した。朝から雨でしたが午前9時までに全員がそろい、受講への意気込みが感じられました。前日と同様に講義は行われ、昼休みにムクド リの放野がありその頃は雨が上がっていました。
2日間ともスケジュール通りに講習会が 終了しました。質問時間での多くの質問やアンケートの記載内容の積極的な言葉などから、受講生の今後の活動が期待されます。
これからの3日間の実習に積極的に参加 されて、多くの方が野生動物救護ボランティアに登録されることを願っています。そして野生動物救護の会にも加入していただき、自然環 境保全センターでの救護活動だけでなく、野生動物救護を基にした様々な自然保護活動に取り組んでいただきたいと思っています。