傷病鳥獣保護ボランティアの皆さま

 野生動物救護の会 かながわでは保全センターと協働し児童を対象にした環境教育にも力を入れています。救護された動物たちとのふれあいを通し、自然環境の大切さや鳥獣保護思想の普及啓発を行います。
 昨年12月7日に七沢自然ふれあいセンターで行われた総合学習プログラム「森に住む生き物たち」の報告が保全センター加藤千晴さんから届きましたので、紹介を致します。


日時:2006年12月7日(木)

場所:厚木市七沢 厚木市立七沢自然ふれあいセンター

講義名:七沢自然教室(1泊2日)夜のプログラム

 愛甲小学校5年生総合学習「森に住む生き物たち」

12月7日(木)、厚木市立愛甲小学校5年生の講義に招かれました。

 5年生3クラス、約100人の生徒さんはこの日から、自然環境保全センターより少し奥にある、厚木市立七沢自然ふれあいセンターに泊まり込みです。日中は林道を歩いてシカの足跡や野鳥などを観察したそうです。
 そして夜、総合学習「森に住む生き物たち」の時間で、私たちと対面しました。まずセンターの加藤がスライドを使って、シカやイノシシ、タヌキやハクビシンなど、七沢の森で暮らしている動物たちの話をしました。その後がこの日のメインイベントです。渡辺優子、郁美親子が自宅で長期飼養しているノスリ(ジロー)とコミミズク(ハリー)を腕に乗せて現れると、いっせいに喚声が上がりました。センターのタヌキ「らんちゃん」も特別出演です。郁美さんが大勢の生徒さんを前に、それぞれの動物たちの特徴や生態、なぜ救護されてきたのかということをわかりやすく説明してくれました。子供達はその後、ランちゃんを抱っこしたり、なでたり、またハリーちゃんを腕に乗せてもらったりして、普段は間近で見ることのできない野生の動物を暖かさや柔らかさ、重さとともに実感してくれました。

 退所式(自然教室を出るとき)では、「フクロウを手に乗せたのが一番思い出に残った」と話す子もいたそうです。



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2006年12月7日(木)総合学習「森に住む生き物たち」
保全センター加藤さんの話に興味津々です
コミミズクのハリーは人気者です
保護されてきた動物達の話を真剣に聞き入ります
初めて見るノスリ(ジロー君)にちょっとビックリ
タヌキのらんちゃんは人にかまってもらうのが大好きです
らんちゃんを囲んで記念写真
救護データ

ノスリ(ジロー君)   :受付保護ナンバー030066 小田原市国府津 民家に衝突し左翼骨折

コミミズク(ハリー君):受付保護ナンバー020821 茅ヶ崎市東海岸北 右翼骨折による飛行困難

タヌキ(らんちゃん) :受付保護ナンバー020216  茅ヶ崎市萩園 階段から転落 四肢不随

関連ページ「動物達の様子」