4月21日(火) 東京農業大学農学部 バイオセラピー学科1年生を対象に 「野生動物救護の現状と救護ボランティア」という講演を保全センタヘーの加藤千晴獣医師と野生動物救護の会2名で参加して来ました。
大学校内は広く、少々迷いながら時間ぎりぎりにたどり着き打ち合わせもなく、教室に案内されましたが、広い教室に大勢の大学生さんで、熱気に驚きました。
前半は、加藤先生の「野生動物救護の現状」の講義後半は、救護の会で「救護ボランティア」の講義ボランテイアの代表として生の声を届けて来ました。
最後にジロー(ノスリ)とハリー(コミミズク)のエディケーションバードの出番猛禽たちの迫力を間近に感じてもらいました。
学生さんたち148件の感想文の一部抜粋を紹介します。
・保護について知らない事ばかりだった。
知らせる事も大切だし、私たちが自覚する事も必要だと思った。
猛禽の手助けをするためには、絶食させたり厳しい事もしなければ
ならないのだと知った。
・野生動物救護ボランティアにも様々な種類がある。
基礎知識の無い一般の人々でも参加、活動する事ができ
個人の意欲と向上心によって成り立っている。
農大で学ぶ専門知識をこのような命を助ける活動に生かしたい。
・実際にボランティアの方が話をして下さる事によって、
活動内容や現状、ボランティアの重要性への理解をより深める
事が出来た。もっと全国的にボランティアの活動が広まれば
いいと思う。
・保護された動物が元にもどるのが、どれだけ大変か分かったので、
保護する大切さもあるけど、野生動物を傷つけないように
一人一人が気を配るべきだと思いました。
・ボランテイァは堅苦しいものだと思っていたけど、
そうでないと分かった。動物保護もボランティアもすばらしいと
思う。本当に尊敬する。
・私たちが毎日何気なく生活している中で、さまざまな野生動物が
傷ついている。この授業でけがをした動物たちの生々しい映像を
見たり、死亡数のグラフを見た事で改めて、
何かしなくてはならないのだと感じた。
猫を捨てない、釣り糸は持って帰る、誤認保護をしないなど
毎日の生活を見直し、一人一人が心がけ小さな事から
はじめていくべきだ。