第5回スキルアップ勉強会が5月24日保全センター、レクチャールームで開かれました。
今回のテーマは「さし餌初級編(ヒナ)」の予定でした。
ところがその4日前に思わぬアクシデント!
台風による南からの強風に煽られて衰弱したハシボソミズナギドリ、コアホウドリが保全センターに次々と運び込まれたのです。
たくさんのボランティアの方達の必死の救護にもかかわらず残念ながら助からなかった個体も出てしまいました。
そこで急遽、それらの個体を使って計測の勉強もしようということになりました。
めったに見ることのないコアホウドリを目の前にし、その大きさに驚きながらの実習になりました。
また、野毛山動物園でボランティアとして活躍されている救護の会会員でWRVリハビリテーターでもある荒井さんよりミズナギドリなどの水鳥救護についてお話しがありました。水鳥の救護の際に気をつける点、救護の実際など大変参考になるお話しを聞くことが出来ました。
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参加された方達の感想です。
●各小鳥のヒナは何を食べさせればいいのかよく解かって良かった。
ハシボソミズナギドリ、コアホウドリの体側の仕方が実施出来て今後文献見た時、参考にしようと思いました。 又、少しでも海にもどれて良かったです。 (M.Tさん)
●今まで何も考えず餌運びをしていたため、どの鳥にどのような餌を与えればよいか分からなかった。今回のスキルアップでどのような餌を与えればよいか再認識できた。(H.Mさん)
●計測(5点)方法が学べ、コアホウドリなど珍しい種が見れて勉強になりました。
前日23日、ミズナギドリの計測を教わりながらやってみたが、数値が正しかったのか非常に心配になっております。(M.Iさん)
●ムクドリのヒナは、みんな口を開けてくれて、簡単にさし餌ができました。
コアホウドリを見てみたかったので良かったです。(S.Nさん)
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次回のスキルアップ勉強会は以下の予定です。
いよいよ最終回、テーマの「強制給餌(上級編)」に加え1〜6回までの総集編として
質問タイムを予定しています。
日 時 : 6月21日(土)13:00〜16:00
場 所 : 神奈川自然環境保全センター2階会議室
講 師 : 獣医師 加藤千晴先生
講習料 : 一般¥300(野生動物救護の会会員は無料)