第6回スキルアップ勉強会が6月21日に保全センターで開かれました。講師は引き続き加藤千晴先生にお願いしました。

今回のテーマは 「強制給餌」 でした。自分で食べる気力がない、食べるのを拒否するなどという時にどうやって食べさせるかを学びました。前回の勉強会の時にたくさん保護されてきたハシボソミズナギドリの救護ではチューブによる強制給餌が必要不可欠でした。 

まず最初は、復習の意味も含めて、スズメ・ツバメ・ムクドリ・ヒバリ・などの元気なヒナたちに差し餌からはじめました。
続いては本題のコサギ・ハト・ニワトリを使って強制給餌を体験しました。
コサギには魚を、ハト・ニワトリには流動食をチューブを使って実際に行ってみました。

実技に特別ゲストでセンターの職員、森重さんにお越しいただきました。言わずとしれた、差し餌のプロです。
加藤先生の解説を聞きつつ、森重さんのコツを見せて頂くというとても有意義な内容だったと思います。

ここで、みなさまの感想を一部紹介いたします。


差し餌のこつをわかりやすく説明、水分・栄養補給・保定・清潔・安全・ストレスへの配慮
創意工夫、ポイントをおさえて給餌。実技を見せて頂きながら勉強出来ました。  E・Sさん

何度もやらないと実践できませんね、ヒナの見分け方はじっくり勉強しないとだめですね。
だから、スキルアップが大切なのでまたよろしくお願いします。  M・Bさん

最後に・・・・

好評なうちに、全6回スキルアップ勉強会を終える事ができました。
野生動物たちと向き合う時に、実際に役に立つ内容で企画しました。
参加された方々は、少しでもスキルアップにつながったでしょうか?
次回は、今回以上に企画の方もスキルアップしてみなさまにお伝え出来たらと思います。

日程等は決まりましたらHPでお知らせします。


全6回の講師を務めて頂いた、加藤千晴先生 ありがとうございました。

ここで、感謝の意を伝えたいと思います。    

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2008年6月21日スキルアップ勉強会
差し餌のプロ・森重さんを講師にお迎えしました
森重さんのテクニックをお手本に差し餌します
コサギはきちんと保定をして差し餌します
カテーテルを使って流動食の強制給餌