4月18日(土)第一回羽根標本作成を行いました。
今回はイカルとコジュケイの羽根標本を作成しました。
手順としては、
1.それぞれの個体の全長や翼の長さなどの計測を行う。
2.羽根を抜いて羽根を部分ごとに整理し、羽根標本を作る。
というかたちで行いました。
1.の計測では、加藤先生に全長、頭長、翼長など体の各部位の計測方法を教えていただきました。
その後、2班に分かれて一人ずつ実際に計測を行ないました。
勉強会などで計測をやったことのある方はスイスイとこなしていましたが、初めてやる方は四苦八苦
されていていました。
計測のあとは、2.の標本作成にとりかかりました。
鳥の羽根は部分によって形や模様が違うため、できるかぎりその鳥の特徴がとらえられるように
レイアウトを決めて羽根を並べ、貼っていきました。
時々、「これどこの羽根だっけ?」 「この羽根は違うとこのじゃない?」と混乱することもありました
が、みんなで協力した結果すばらしい羽根標本が出来上がりました。
参加いただいた皆さまありがとうございました。今回は参加できなかったけど次はやりたい!
という方々も次回以降ぜひご参加ください。
なお、できあがった羽根標本はボランティアルームにおいてありますので、
加藤先生か救護の会スタッフに一声かけていただければいつでも観覧可能です。
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初めて羽根標本に挑戦した富沢さんの感想です。
羽根標本作りに参加しました。
5〜6人のグループに分かれ、説明を聞いて作業を始めました。
作業は難しくて、とても大変でした。
もっと勉強しないといけないと思いました。
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小松美絵さんの感想です。
第一回羽根標本作成に参加しました。まずはじめに死体の測定を行い、その後羽根標本作成を行いました。
初めの計測ではノギスの扱い方に苦戦しました。私は何度か使ったことがあったのですが、まだ慣れていなくて計るのに時間がかかってしまいました。
次に羽根標本作成を行いました。羽根を抜くのは結構力が必要で、しかも力任せに抜くと羽根が痛んでしまうので、力の加減が難しい作業でした。一番集中して行ったのは、羽根を並べる作業です。飛ばさないように息を殺し、きれいに見えるように羽根を整えながら丁寧に並べました。最後まできれいに並べ、羽根標本完成したときはすごく達成感があり、すがすがしいものでした。
羽根を抜いた後の死体はハゲハゲで可哀想でしたが、死んでもなお皆に見てもらえて、勉強資料にもなるのは死を無駄にしないためにも、大切なことなんだなと感じました。
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