12月13日(日)に戸塚法人会で開催されたボウイスカウトの報告会に当会は講演を依頼され参加し、以下3項目についてそれぞれの担当が講演しました。

またエデュケーションバードとしてノスリのジロー、コミミズクのハリー、ツツドリのルンバも参加し、ふれあいタイムを通して野生動物救護活動をより身近に感じてもらえたのではないでしょうか。


1・・・ 神奈川県の野生動物救護の現状 (講演:佐藤友哉) 

 「野生動物救護の現状」という題目で、神奈川ではどんな動物が、なぜ、どれくらい救護されているのかについて30分の時間を担当してきました。
実際に講演を行ってみて、聞く側の年齢や立場や知識に合わせて話しを組み立てるのはなかなか難しく、まだまだ工夫が必要だなぁと感しました。
つたない話しではありましたが、今回の経験がボーイスカウトの活動に少しでも生かされれば幸いです。

2・・・野生動物救護の現場 (講演:高橋恵)

 野生動物救護の現場について、実際の保全センターでの活動などを中心に発表しました。
また、衝突により保護されたエデュケーションバードであるツツドリのルンバと、現在秦野市図書館で行っている衝突調査の内容を踏まえながら、バードストライクについての話もしました。
なかなか自分の話す内容をまとめることができず、自分でももう少し事前に準備をしておけば良かったと反省してます。
でも、今まであまり野生動物救護について知らなかった方々でも、積極的に手を挙げて質問してくださったことが嬉しかったです。
このことがきっかけとなって、一人でも多くの方に野生動物に興味を持っていただければ幸いです。

3・・・野生動物とのつきあい方 (講演:安井啓子)

「野生動物との正しい付き合い方」という話を担当しましたが、野生動物がいかに人間の関わりの中で傷ついているか少しでも多くの方に理解してほしいと思います。又きれいな鳥や緑の森をただ見るだけではなく、これらをずっと見続けるためにはどうしたら良いかということにも関心を持ってもらえればと思います。

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講演後のアンケートから、感想を一部抜粋

・知らないことが多く、動物のためにいろいろな取り組みを行われていることに驚いた。

・人間が作った建造物で怪我をする動物が多いことに驚いた。違法な罠も反省すべきことは多い。

・TVでは放送されない具体的な活動を知れて大変おもしろかった。

・自然との共存の難しさを感じた。

 

野生動物に興味を持ってもらえましたか?との質問にほとんどの方が、YESと答えています。もっと調べてみたいとの言葉もありました。(中学生のスカウト)

 

このコメントを見て本当に感動しております。全然野生動物に興味がなかった子がコミミズクを手に乗せて、「怖かったけど、触ったら可愛いかった」と言ってくれました。この感動をより多くの方に感じてほしいとさらに強く感じました。

                                             ボーイスカウト横浜115団

						
						
						
		
			
2009年12月13日ボーイスカウト講演会
講演:佐藤友哉
講演:高橋恵
衝突で保護されたツツドリの「ルンバ」
講演:安井啓子
ノスリの「ジロー」と渡辺優子理事長
コミミズクの「ハリー」とのふれあい体験