9月25、26日にタカの渡り観察会in白樺峠を実施しました。

 

1泊2日で行った今回の観察会は普段の観察会とは少々異なり、主にサシバ・ハチクマ・ノスリ・ツミの4種の猛禽類の観察を目的としています。

 秋になるとエサを求めて南方に渡っていくこれらの猛禽類には渡りのルートが存在し、毎年ほぼ同じルートを通って渡りを行います。

そのルート上に白樺峠があるためたくさんの渡りを観察することができます。

 一時は台風直撃という最悪の状態も心配されましたが、幸いにも進路が北へそれてくれたおかげで両日とも気持ちのいい秋空のもと観察をすることができました。

 観察会の前日まで雨が続いていたため、渡ることができずに留まっていたタカ達がこの2日間でいっきにやってきました。

 車の移動時間の関係で全てを見ることができたわけではありませんが、白樺峠でタカのカウントを行っている団体の報告ではサシバ・ハチクマ・ノスリ・ツミの4種の合計が25日に4220羽、26日に668羽記録されたそうです。

 25日の4220羽は今年1番の渡りの数で、こんな日に当たったのはかなりラッキーでした。

普段はなかなか見る機会のない猛禽類が次から次へと渡っていき、時には頭のすぐ上を通過するものもいるため、近くに現れるたびに「ワーッ」っと歓声が上がり皆で興奮しながらも、まじまじとを観察することができました。

 よりよい救護活動を行うためには、野生下での生態を知ることも大事なことだと思います。今後も探鳥会を続けて行く予定ですので、ご興味のある方はふるってご参加ください。


今回参加していただいた森田さんと森さんより感想を頂いていますので、ご紹介します。

************************************

参加 出来てよかったです。

自然環境の中で猛禽類を観察出来たことで、新たに猛禽のすばらしさと偉大さを再確認する事ができました。
やはり猛禽は自然の中が一番です。ゲージの中は似合いませんね。
少しでも早く 怪我などの治癒した鳥を自然に帰してあげられたらと思いました。

この企画をありがとうごさいました。また、遠い所まで運転して頂きありがとうございました。 

************************************


************************************

初心者向けの探鳥会に続き参加しました。初心者の私がちゃんと双眼鏡で鷹を観ることができるのかなぁ、と不安に思いながらの参加でした。当日の明け方までは土砂降りの雨で、心配でしたが、両日とも鷹見の時には雨も降らず天気に恵まれました。鷹見の丘までの道沿いは白樺も見ることができ、私にとっては、非日常の高原気分も味わえてとても得した気分でした。

鷹見の丘はとても見晴らしが良く、丘の斜面に大勢の人が、同じ方向に双眼鏡を向けているの独特な光景が面白かったです。鷹が出ると、方向や種類を教えてもらいながら、観察しました。回りながら上昇をはじめ、しばらくしてから飛んで行くので、慌てずに双眼鏡で探すことができて、慣れてくると、自分でも探せるようになりました。
運よくこちらに向かってきてくれ、頭上を飛んでくれると、優雅な姿に、綺麗な翼の模様?まで見え、思わず口を開けたまま、見とれていました。特にハチクマは大きめなのでダイナミックでした。時には20羽以上もの鷹柱を見ることができ、気流に乗って様々な方向へ、本当に気持ち良さそうに飛んで行きました。
双眼鏡で観ることはできたものの、種類は、私には全くわかりません。翼の模様、色、大きさなど、特徴と名前を教えて頂いたので、今回多く見られた、ハチクマとサシバ、ノスリ、この三種は判別できるようになったらな〜と思いましたが、中々、見分けることはできませんでした。唯一、一番判別しやすかったノスリだけは少しわかるようになり、今回の私の収穫となりました。猛禽だけでなく、ハリオアマツバメも観ることができたり、高原の雰囲気を楽しめたり、とても良い経験になりました。

************************************

						
						
						
		
			
トップページへ
2010年9月25,26日 タカの渡り観察会
ツミ
サシバ
観察会の様子
ハチクマ
ハリオアマツバメも観察できました