平成23年度 野生動物救護ボランティア講習会受講生の修了式及び講演会の報告
2011年9月25日自然環境保全センターにおいて本年度の野生動物救護ボランティア修了式が行われました。
受講課程を修了された53名の方々に神奈川県自然環境保全センター野生生物課木佐貫課長より「神奈川県野生動物救護ボランテイア登録証」が、(社)神奈川県獣医師会副会長 西川先生とNPO法人野生動物救護の会の連名で「修了証」が一人一人に手渡され、来賓の方々、先輩ボランティア達の祝福の中、あらたな一歩を踏み出しました。
修了式に続き、研修会として今年、世界遺産に登録された小笠原よりNPO法人小笠原自然文化研究所の佐々木哲郎理事をお招きし、「小笠原の自然の価値と保全」と題し特別講演をして頂きました。
一般の方も含め、たくさんの方々にご来場頂き、補助椅子を用意するくらいの盛況ぶりでした。
参加された方々の感想です。
*小笠原には行った事がなく、場所をはじめとして特徴や生態系、現状などについて詳しく知る事が出来て本当によかったです。
*島ネコを殺処分にしなかったこと、難しい選択の中で、意義ある試みだと感じました。小笠原の試みが人々の意識をかえてゆく事を願っています。
*小笠原の自然環境の実態や、生態系のバランスを維持することの大変さを改めて知る事ができました。
*世界遺産にもなった小笠原でTVで映される以外の現状について抱えている問題を、広く知られる必要があると思った。ありがとうございました。
*小笠原の現状と保全活動、両面からのお話が伺え、参考になりました。何より予防が大切ということも、心に留めておきたいと思います。
*小笠原にはいくつかの種がいて、その数と同じくらい在来種がいるのにも関わらず、絶滅した数が約30%くらいと聞いて驚きました。
*調査風景の映像など臨場感があって面白かった。
*人と動物の共生が実現する様に私にもできることを探して実行していきたいです。
いつか小笠原に行ってみたいです。