第6回 特定非営利活動法人 野生動物救護の会 通常総会の報告

平成25年6月30日(日)13時より 神奈川県自然環境保全センター レクチャールームにおいて会員総数97名中出席者数64名(本人出席9名 委任状出席55名)で開催されました。
議長 渡辺みずほで議事に入り、第1議案として平成24年度財産目録、収支計算書、賃借対照表の内容報告、質疑応答を行い満場一致で承認されました。
続いて第2議案として平成25年度 事業予定および収支予定を報告、満場一致で承認されました。
最後に第3議案として役員の改選を行い、渡辺優子氏、佐藤信敏氏、遊佐弘司氏、佐藤幸太郎氏、平沼亜矢子氏、渡辺みずほ氏が満場一致で再選されました。
また、安井啓子氏が新たに理事に加わる事も満場一致で承認されました。
なお、総会後の理事会において、理事長・副理事長の選出が話し合われ、
引き続き渡辺優子氏が理事長として、佐藤信敏氏・佐藤幸太郎氏が副理事長として就任致しました。

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鈴木茂也氏講演会の報告

2013年6月30日 野生動物救護の会 定期総会終了後の14時より、自然環境保全センター レクチャールームにおいて、公益社団法人 日本野鳥の会 神奈川支部長 鈴木茂也氏による講演会「個体の死と個体郡の維持−これから私にできることは−」を開催しました。
題目は難しそうな印象ですが、フクロウやオオルリ、サンコウチョウなどの巣箱の設置など、鈴木氏がこれまで行ってきた具体的な活動を豊富な写真と共に紹介してくださり、とてもわかりやすく興味深い内容でした。
特に、「1度消滅してしまった個体群を復活させるのは非常に困難であるから、今ある個体群をできるだけ減らさないような努力が必要」「野生の生態系は多様な自然の上に成り立つのが理想であるが、最近は人間の介入により単純過ぎる食物連鎖の上に成り立ってはいないか?」というお話は印象に残りました。
また、鈴木氏は海鳥の保護の為に海岸でのゴミの清掃活動も行っておられますが、今後は「ゴミを捨てさせない活動=普及啓発活動」に力を入れたいとのことでした。
普及啓発が大切であるとのお話と、野生動物の保護を訴える活動は様々な苦難もあるが、あまり悩み過ぎずに楽しみながら続けて行きたいとのお話には、私たちも大いに共感を覚えました。
お話の後には、参加者からたくさんの質問があがり活発な意見交換がおこなわれ、盛況のうちに終了しました。

 


 

 感想が届いています。

 


・最近いろいろな鳥を身近に接することができ、嬉しいこと、良いことと思っていたが、そんなに単純なことではないことがわかった。
何が将来のために良いことなのか考えていきたい。
・10羽のヒナの内9羽が死ぬ→それでも数は減らない、驚きだった。
フクロウも人間が巣箱をかけたりして保護をすると、小鳥が減るなど、悪影響が出るなど、人的な介入は慎重にしないといけない・・・と、肝に銘じた。

・ある一種が増加、減少するのに応じて、他種または別種の生態系が脅かされるという意味での今回の講演会の題目だったのかなと思いました。
また、「単純な食物連鎖」が原因であるために生物が生き難くなりつつある面が増えているということをまなび、人に近づいたが故に人に似てきているような気もしました。

 

						
						
						
		
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2013年6月30日 野生動物救護の会 通常総会
鈴木茂也氏による特別講演
鈴木茂也氏による特別講演