2012年4月24日  東京農業大学の安藤先生にお招きいただき、約100名の学生(農学部 バイオセラピー学科 1年生)を対象に「ボランティア論」の授業にて、「野生動物とボランティア」という題目で講演をさせて頂きました。

  安藤先生より救護の会をご紹介いただいた後、当日参加した会員4名が分担してスライドや動画を使って講演しました。まず最初に渡辺理事長の挨拶、次に安井氏が神奈川県における野生動物の救護状況を実例を交えて説明しました。

 その後、神崎氏より自然環境保全センターの野生動物救護ボランティア制度についての説明と実際の活動内容の話、続いて黒谷氏から野生動物救護の会としての様々な活動内容の説明、特に秦野図書館における衝突調査については 今までの実績や今後の展望もなど含めて話しました。最後に渡辺理事長から、回復した野生動物の放野の実例と、 猛禽類のリハビリの様子を苦労話なども交えながら説明した後、渡辺家で長期飼養中のコミミズクのロンくんを披露しました。

  学生さんたちは、私語もなく真剣な表情でそれぞれの話に耳を傾けてくださり、次々に映し出される野生動物たちの写真を興味をもって見てくれていたように感じました。

最後にロンくんが登場した際には「ワ〜!」と大きな歓声があがり、皆さん興奮した様子でした。授業終了後には大勢の学生さんたちがロンくんを取り囲み、代わる代わる写真撮影を行うような状況で、 やはり生体の持つインパクトは大きな物があると実感しました。

  今回、野生動物の置かれている厳しい現状と、救護の会がボランティアとしてどのように野生動物と関わっているかについて講演させていただきましたが、私たちの話を聞いて、若い学生さんたちが少しでもこの分野に興味を持ってくれたらとても嬉しいことだと思います。

  このような貴重な場を提供してくださった安藤先生に、改めてこの場を借りて深く感謝申し上げます。

 

以下は聴講してくれた学生さんの感想の一部です。


・私たち一人一人の意識を少し変えるだけで助かる野生動物が沢山いると思うので、これから意識して生活したいと思います。

・実際に野生動物救護の活動をしている方々の話を聞くと学ぶことが多く、自分も日常注意しようと思いました。またそういった活動を

  行う中でいろいろな経験が出来ると思うので自分も参加させて頂きたいと思いました。

・今までボランティアと聞いたら、人に対してしか考えたことがなかったが、動物に対しても出来ることはあるのだなと思った。

 動物が野生に帰って行く姿はやっぱり良いものだなと思った。

・人間にとって便利なことが、動物にとっては危険なことだったりするので難しいなと思った。

・野生動物救護ボランティアの話を聞いて、私自身動物が大好きなので、大変だと思うけどとても興味があるのでぜひ参加してみたいと

 思いました。ボランティアでいろいろなことを学びたいし、いろいろな動物を知りたいです。

						
						
						
		
			
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「東京農業大学 ボランティア論 講演」 の報告