9月21日(土)、伊勢原市民文化会館小ホールにて平成25年度野生動物救護ボランティア講習会修了式がとりおこなわれました。秋晴れの中、研修を終えた新人ボランティア24名が参加しました。
神奈川県獣医師会 鳥海会長より修了証が授与され、神奈川県自然環境保全センター 濱名自然保護公園部部長より登録書が授与されました。
修了式後は、同会場にて猛禽類医学研究所の代表・獣医師齊藤慶輔先生の特別講演・「野生動物救護とは 野生動物救護の理念と目的」が開催されました。
齊藤先生の釧路湿原野生生物保護センターを拠点とした活動を写真をまぜて紹介しながら野生動物救護とは、またその理念・目的について講演されました。
救護にかかわる私たちに、あらためて救護とは何か、どういう心構えが必要で、それをどう今後に活かしていくべきなのか(普及啓発の重要性、予防対策)を考えさせられる内容でした。
130名程の参加者からは多くの質問が寄せられ、最後は大きな拍手で会場が包まれました。
齊藤先生、大変貴重なご講演ありがとうございました。
多くの皆様から感想を頂きましたが、一部紹介致します。
*************************************
・救護と愛護の違いを分かりやすく説明していただき、すっきりしました。
救護するだけでなく、データを取り考え、発信していくことがいかに重要かということを肝に命じ今後の 活動に生かしていきたいです。
・野生動物保護は、人間と動物の関係を知るた目に大切な活動だとわかりました。
ヒトと動物たちの良い距離、良い環境をこれからもボランティアを通じて考えていきたいと思います。
・野に帰せない傷病鳥獣にも環境治療の為の重要な役割を担っているということが印象的でした。
自分達の生活を改めて見直していく必要があると思いました。
・症例→問題発見→解決に向けての実際の取り組み それに至った考え方 までくわしいお話が聞けたので、
とても勉強になりました。現場確認はとても大切な事が分かりました。オオワシの野生の状態、 状況が多くの写真で見せて頂けたので良かったです。
・環境治療という言葉が深く印象に残りました。先生の熱意に感動しました。