第4回 スキルアップ勉強会の報告
今年度の最後となるスキルアップ勉強会が次のように実施されました。
日時 2月1日(土)PM1:00〜3:30 講師 鵜飼獣医師  参加者12名 内容「さし餌」


まず自然環境保全センターのワーキングルームでパワーポイントを用いて鵜飼獣医師から「さし餌」の詳しい説明がありました。


さし餌する動物について、強制給餌をする意味、動物の状態に合わせた餌の内容、強制給餌の手順や注意点などです。
次に、別館に場所を移し、強制給餌の実習を行いました。協力してもらった動物は、サギやカモ、ハクビシンです。


サギやカモにチューブを使って胃まで給餌をしました。参加者は慣れないことなので戸惑いながらも熱心に取り組んでいました。
ハクビシンでは、鼻のあたまに餌を置いてなめさせる、口の中の上あごに餌を置きなめさせる、シリンジを用いて犬歯と奥歯の間の隙間から給餌するなどを体験しました。
実習の後もたくさんの質問が出され内容の濃い研修会だったと思います。

「ヒナの見分け方」「保定・搬送」「エサの作り方」「さし餌」と実施した内容は、とても意味のあることばかりなので、今後の野生動物救護の現場でぜひ生かしてほしいと思います。

スキルアップ勉強会は来年度にも計画していますので、ぜひ、皆様気軽にご参加下さい。

第4回スキルアップ勉強会の報告
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講義中の鵜飼獣医師
ハクビシンの強制給餌中
コサギのチューブフィーリング指導
コサギの気管と食道の説明