羽根標本勉強会 
3月16日(日)に羽根標本の勉強会を開催いたしました。
教材に使う鳥はセンターに運ばれたものの手当のかいなく死んでしまった鳥を使っていま
す。
羽根の勉強をすると野外で羽根を拾ったり、他の動物に襲われて羽根だけが残されていた時など、鳥の種類か判別がつきやくなります。また治療や保定時の注意点についても学ぶこともできます。
参加者は7人で、ヒヨドリグループとムクドリグループに分かれて、それぞれスタッフが講師につき、他のスタッフはアシスタントとしてお手伝いに回ったりしました。
まずパワーポイントを使って、鳥の羽の役割や羽の仕組みを勉強しました。
いよいよ実際の鳥を手にとっての標本作りです。
@鳥の写真を撮っておきます。Aそれぞれの部位の計測にかかります。鳥の全体の長さ、翼を広げた長さ、頭の大きさ、くちばし、足の長さ等を、定規やノギス(精密に測定するための計測器具)を用いて測ります。皆さんはスタッフからノギスの見方を丁寧に教えてもらっていました。
それからいよいよ本番です。
B片方の羽根の小翼羽、雨覆、風切羽、尾羽と順番に抜いて、紙に仮止めをしていきます。風切りは結構かたくて抜くのに苦労していました。
汚れている羽根は、水の中で歯ブラシを使ってきれいに洗います。
C上尾筒、下尾筒と体の各部の羽根や特徴のある羽根を抜いて行きます。
今回は時間がなくて仮止めで終わってしまいましたが、最終的には番号と部位を付けてきれいに張っていきます。
出来上がると中々の芸術品になります。
初めての方もいて最初はこわごわだった人も最後の方はエイと気合を入れて抜いていました。次回も又参加したいとの声も多く、ただ鳥を見るだけでなく仕組みを知って勉強になったとの声もありました。また、骨格標本もやってほしいとの声も上がっています。
今回はとても熱心な小学生が参加していて彼のボロボロになった図鑑を見て将来が楽しみ
でもありました。
みなさんも参加してみませんか!? HPで随時お知らせしますので、気軽に事務局まで
申し込みして下さい。お待ちしております。

羽根標本勉強会の報告
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製作手順を説明します
羽の部位の説明