7月30日(土)、神奈川県自然環境保全セン ターで「第6回  野生動物を学ぶ 夏休み子ども体験教室」を開催し、小学校4年生から6年生までの男女計6名が参加してくれました。

当日は朝から夏らしい快晴で、日中はとても暑くなり、水分補給をしつつ体調に注意し ながらの活動となりました。

朝10時に集合し、自己紹介を終えると早速 保全センターの中の野生動物が保護されている施設を見学、それぞれ救護の会のスタッフが動物たちが保護された状況などを説明しま した。続いて3つの班に分かれ、動物の小屋の掃除と餌配りを行いました。その後、職員さんの指導の元、ツバメとヒヨドリのヒナへ の挿し餌を実際に体験しました。皆さん初めてのことながら一生懸命に作業してくれました。また、交通事故で下半身が不自由になっ たタヌキと羽が折れてしまい上手く飛ぶことができないオオコノハズクに、実際に触れてもらいました。両者とも野生復帰はできない 個体なので、その理由や体の特徴などを獣医さんに説明してもらい、子どもたちからは「可愛い!」「羽根がフワフワしてる!」など 色々な感想が聞かれました。

お昼休みを挟んで、午後はヒナの時に保 護され、保全センターで育て成長したムクドリを放鳥することからスタートしました。

放鳥後は室内に移動し、無地のT-シャツにアクリル絵の具と動物の足跡スタンプや本物の野鳥の羽根、草葉を使って思い思いのデザインで オリジナルT-シャ ツを作成しました。

その後は授業形式で私たちの身近に住んでいる野生動物と、その動物たちがケガを負う 原因などを子どもたちからの意見を募りながら考えました。次に獣医師の鵜飼さんから保全センターに保護される野生動物たちの救護の現 状などを説明していただきました。そして、身近な野生動物の説明やケガを少なくするための対策などを解説しました。

最後に、完成したT-シャツを着て記念撮影をして解散となりました。

 参加してくれた子どもたちからは、「とても大変だったけど楽しかった」「何を食べ るかなど色々くわしくわかってとても勉強になりました」「動物の世話ができていい体験になりました。また参加したいです」「けがをす る動物を少しでも減らしたい」などの感想が寄せられました。

終始 和気あいあいと楽しそうに参加してくれた子どもたちの姿に私たちスタッフもと てもやりがいを感じることができました。

第6回夏休み体験教室の報告
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餌の説明を受けました
みんなで掃除
放野体験をしました
ヒナにさしえ体験!
ペイントシャツ完成です
勉強中です