台風の進路を気にしながらの7月27日(土)、厚木市七沢の自然環境保全センターに子供達の歓声が響き渡たり、第9回「夏休み子ども体験教室」が開催されました。野生動物について学んでもらうため、今回の内容は、傷病鳥獣についてと、海ゴミについてです。
人が生きて行く上で欠かせない『水』、それは野生動物達にとっても同じで、豊かな水が大地を潤し、森を作り、生き物を育むのです。私達は、今年度、神奈川県の水源環境保全・再生市民事業支援補助金を受け、 調査研究事業を展開している中で、人の手に依って汚される『水』、海ゴミに ついて考え、そのゴミに依って傷つく野生動物達について学ぶべく環境教育を行いました。傷病舎の見学、餌配りに続き、和泉屋獣医師の話を聞き、実際に海ゴミ(釣り糸や釣り針)で傷ついたセグロカモメとカルガモと触れ合うことでゴミを減らすには・・ゴミ拾いも大事だけど、ゴミを出さないことも大事なのでは・・と考え、まずは、エコバック作りに挑戦しました。それぞれが自分の好きな絵を描いた自分だけのエコバック、子供達の創造力って凄いですね!素敵な作品が出来上がりましたよ。
昼食を挟んで午後からは、実習<砂の中のゴミ探し>です。ボランティアさん達が雨の合い間を縫って事前に集めてくれた海砂をバケツに入れ、中からマイクロプラスチックを拾い出します。茶漉しやピンセットを使い、どの子も夢中になって砂と格闘してました。そして、たったバケツ一杯の砂の中からでも、こんなにゴミが出て来るんだ〜と驚き、ゴミを減らす大切さを感じ取ってもらえたようです。ワークシートに学んだこと、気付いたことなどを記入して取り出したマイクロプラスチックの瓶詰とエコバックを一緒に持ち帰ってもらい無事終了です。今回、ボランティアさん達がアイデアを出し合い、協力しあい、一味違った体験教室が出来たのではないでしょうか。
第9回 夏休み子ども体験教室の報告