足環プロジェクトとは!
○はじめに:神奈川県自然環境保全センターにおける野生動物救護の現状について
神奈川県自然環境保全センター(以下保全センター)では、神奈川県全域からケガや病気などが原因で運ばれてくる野生動物(鳥類・哺乳類)の救護活動を行っています。
救護件数は年間約600件前後で、その中の約3割程度がリハビリ後に野生復帰(放鳥)しています。
これまで保全センターでは救護された野生動物たちが野生復帰をした後、どれだけの期間・どのような場所で生息しているか、又、どの程度の距離や範囲を移動しているかなどがほとんど把握されていませんでした。
○足環の目的
野生復帰をする野鳥に足環を付けて放し、その鳥を見た、もしくは落鳥した個体を発見した市民の皆様からの情報を得ることで、放鳥した救護個体がその後、どのくらいの行動域を持ち、どれくらい生きているかを知る手掛かりになり、野鳥の生態をより深く理解することができます。そして、これらのことを今後の救護活動に活用し、より良いリハビリ方法の検討などにつなげていきたいと考えています。
○対象となる鳥の種類
猛禽類・・・トビ、ノスリ、オオタカ、チョウゲンボウ、ツミ など
水鳥類・・・アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ゴイサギ、
カルガモ、マガモ、ウミネコ、セグロカモメ など
上記の足環を付けた鳥を見かけたら下記まで、ご連絡下さい。
NPO法人 野生動物救護の会 事務局
神奈川県秦野市戸川 1086-4
TEL 0463-75-1830
e-mail wildrelief(アットマーク)kanagawa-choju.sakura.ne.jp
または
神奈川県自然環境保全センター 自然保護公園部 自然保護課
TEL 046-248-6682
なお、メールでのお知らせの際には件名に「足環の件」とお入れ下さい。
足環を付けた野鳥の野生復帰(放鳥)の情報はホームページで随時お知らせしていきます。
ご協力よろしくお願い致します。
野生動物救護の会は、保全センターで野生動物救護のボランティア活動に取り組みながら、一頭一羽でも多くの野生復帰をめざしています。