野生動物救護ボランティアの皆さま

今回は酒匂川や狩川流域での水鳥の探鳥会を企画しましたが、当日午前中の降水確率は50%以上でしたので本来なら中止ですが、せっかく集まっていただいた方もいらっしゃったので「雨の探鳥会」を行いました。

参加されたボランティアさんから報告が届いていますので、ご紹介いたします。


2月13日の探鳥会当日、朝から雨。それでも集合場所の小田原駅に5名が集まった。ここまで来たのだから行ってみようということで、やがて雨が止むことを期待して出発。

酒匂川の河口に着くと、いましたいましたたくさんの水鳥たちが。ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロなどが優雅に泳ぎながら時々頭を水の中に突っ込む。オオバンが白い鼻面の顔を振り振り泳いだり潜ったりしている。潜っていたカイツブリが時々顔を出す。上にある橋桁を見上げるとカワウが数十羽並んで迎えてくれた。

川岸を上流に歩き始めた。遠くにユリカモメやセグロカモメなどの白い姿が見える。空ではミサゴが数羽長い白い羽をゆったり動かしながら飛んでいる。

飯泉取水ぜきに着くと、そこでもたくさんの水鳥たちが泳いでいた。オカヨシガモやハシビロガモ、サギ類の姿も見える。気温より水温のほうが高いのか水面から湯気が立ち上り、双眼鏡のレンズが曇り観察しにくくなってきた。雨はまだ止まない。

昼食を取る場所の扇町しらさぎ広場まで来たとき、そばの川でカワアイサを見つけた。茶色い頭のメスだ。近くにオスもいるはずだと探しているとメスが飛び立ち、少し離れたところからオスも飛び立った。

扇町しらさぎ広場では屋根のある休憩場所が無く昼食が取れないので、近くの駅から小田原駅に帰ることにした。少し遅くなったが小田原で暖かい食事を取り解散した。

雨が降り寒い中での探鳥会になってしまったが34種の鳥を観察できた。今度は晴天の下でゆっくり楽しみながら観察したい、もっとたくさんの鳥を見ることができるだろうと思った。


観察された鳥

コガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、カワウ、カイツブリ、オオバン、カワアイサ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、トビ、ミサゴ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、モズ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キジバト、ハシボソガラス、イソヒヨドリ

以上34種。

						
						
						
		
			
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2010年2月13日開催水鳥の探鳥会
傘をさしながらの探鳥会でした