9月25日 秦野市大根小学校において、
秦野市環境保全課主催の「はだのエコスクール」の教室編「野生動物となかよくなろう」に救護の会も参加して来ました。

前半は、市役所の方が里地里山、野生動物と人間社会の関わり等を子供たちの目線で熱く語られ、後半は救護の会の出番です。

今回のテーマは、「人間の何気ない行為がいかに動物たちを傷つけているか」です。
保護される大きな原因の1つに「衝突」があります。飛んでいる鳥にとって窓ガラスは風景を映してしまい、そこにガラスがあると気がつかないために起こります。窓ガラスなどの衝突はシールを貼ったり、カーテンを閉めるなど簡単な方法で減らせる事を話しました。
そして、衝突が原因で、野生に帰れなくなったノスリのジローとコミミズクのハリーを紹介しました。

次に、「ゴミを捨てない」ということです。
子供たちにとっては、ゴミという意識のないビービー弾のカラフルな玉は鳥たちにとって、おいしい餌に見えてしまいます。

そして、庭さきで出会った、たぬきなどに餌をやらない。
好意でやった事が、人間と動物おたがいを不幸にしてしまいます。
野生動物とつき合うには「ちょっとした距離間が大事」ということを話しました。
子供たちの真剣な目に、少しでも伝わった手応えを感じた時間でした。

感想はお手伝い頂いた西山さんからです。
  


大根小学校4年4組の環境教育の授業に参加させていただきました。
ノスリ・コミミズクを実際に間近で目にする事は、子供達にとって貴重な体験
だったと思います。私もあまり機会がないので、今回じっくり見る事ができました。
ノスリは翼を閉じる時、左・右と必ず左からで、それはこの子の癖なのかな?などとながめていました。
こわがる生徒はあまりいない様で、むしろ近づき過ぎでは?と心配するほどでした。
鳥たちは、顔をあちこちくるくる動かしていました。
この様な環境教育の授業は、すぐに結果の出る事ではないのでしょう。 
しかし、何かの時に「ふと」思い出してもらえたら、きっといい事があると期待しています。       

西山淳子


当日、神奈川新聞社の方が取材に見えていましたが翌日の26日の新聞に記事が掲載されました。

						
						
						
		
			
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2008年9月25日「はだのエコスクール」
コミミズクのハリーをすえて、衝突について説明する渡辺理事長
ノスリのジローを紹介