「野生動物救護の会」は5月23,24日の二日間東京港野鳥公園で開催された東京バード・フェスティバルに参加しました。今年で早3年目になりました。

今年のバードフェスティバルは1日目はとも良い天気に恵まれましたが、2日目はあいにくの雨でした。今回は「ブツ研」による野鳥の衝突事故をテーマにパネル展示を行いました。また、窓による衝突の犠牲になったオオタカの剥製を展示するなど来場者へのアピールも考えました。

参加いただいたボランティアさんから感想が寄せられてますので、ご紹介をいたします。


初日はあんなに晴れていたのに、二日目は生憎の雨。それでも野鳥好きなご家族や学生が雨にも負けず参加し、午後から雨も上がり、賑やかな一日となりました。

救護の会のブースでは「バードストライク」をテーマに、実際に衝突した窓ガラスの写真やその原因で救護された個体などの展示やグッズ販売をしました。私がブースにいたのは30分・2コマの計1時間。 今回はイベントスタッフ初参加でもあり、雰囲気をつかむことができず、パンフレット配りやグッズ会計しかできず、展示テーマについてお客さんと話すことができなかったのがとても残念です。

 その他の時間の多くは公園内をバードウォッチングしていました。シギ・チドリの仲間やオオヨシキリ等、31種ものたくさんの野鳥を観察することができました。なによりも興奮が高まったのが「ツキヒホシ、ホイホイホイ」と、口笛のようなとてもキレイな囀りを聞いた時でした。その声の持ち主は『サンコウチョウ』というとても美しい夏鳥です。パークレンジャーさんに話を伺ったところ、東京港野鳥公園にはほとんど立ち止まらないため見ることできたのはとても珍しいとのこと。観察していると、巨大カメラをもったおじさんやご家族も立ち寄り、皆で一丸となって観察できました。

 また双眼鏡、野鳥グッズ、図鑑販売などのブースを覗いたり、野鳥写真家である叶内拓哉さんの野鳥撮影講座などのイベントに参加したり、充実した一日を過ごすことができました。

重松幸典


24日は朝から土砂降りの雨でした。ブースに保護された鳥や狸の写真をならべたり販売用のグッズを並べて来園者を待ちました。お昼頃には雨も降ったり止んだりになり、少しづつ来園の方が増えて来ました。

写真は大人も子供も引きつける力がありました。小学生から「疥癬狸」の写真を見て質問がありました。疥癬について説明しましたら「狸に見えなかった!」と驚いていました。

バードストライクの姿の鳥にも心を痛めてました。一人の小学生は帰りにも立ち寄ってくれて、もう一度写真を食い入るように見ていきました。私にとっては直接説明できる事がとても良かったと思いました。啓発活動の大切さが理解できた一日でした。

橘高泰子

						
						
						
		
			
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2008年5月23、24日東京バードフェスティバル
ブースの様子
好天に恵まれ大賑わいのブース
衝突の犠牲になったオオタカの剥製
毎年恒例の親子あてクイズ