「鳥カフェ」って何?

野生動物救護の会では傷病鳥のために新しいコンセプトのリハビリ小屋製作をはじめました。

1.        今までは、フライングケージなど人工的な飼育環境下で放野を控えた野鳥の最終調整をしていました。「鳥カフェ」のコンセプトは出来るだけ自然な環境や食生活を提供することで、野鳥が持つ本能を引き出しより、スムーズな野生復帰を促す試みです。そのために飼育者が与える餌の他に、ケージの中は出来るだけ餌となるもの(植物、昆虫)などが生きられる自然の環境を再現し積極的な自然摂餌を促し、いわば野鳥にとってのビオトープを目指します。鳥たちがリラックスができ、のびのびとリハビリが出来るような空間という意味で「鳥たちのCAFE」・・・鳥カフェと名付けました。

2.        環境教育の一環として、そのような自然の中で最終リハビリをしている野鳥たちの姿を来場者に見せることで、食物連鎖や自然の大切さを学習する場を提供します。この場合人間との接触とストレスを最低限にするために、アクリル板の窓越しに観察をしてもらいます。

3.        設置場所は神奈川県自然環境保全センター内とします。大きさは4mX12mX4m位とし、骨組み材質は将来の移転や解体を容易にするために足場パイプを用い、化粧の為正面と側面半分は木造風にして見栄えを良くします。覆い網はメジロが逃げない程度の目の粗さを基準とします。外敵の侵入を防ぐため地面には地中20㎝地上30㎝程度の覆い板(波板スレートなど)を張り巡らします。

4.        現在、水鳥ケージにある水飲みプールの半分くらいの大きさのバットを埋め水場を作ります。飛べない鳥のために玉砂利を敷いたり砂場を作りU字溝や穴あきブロックを設置しシェルターを作ります。止まり木は出来るだけ自然の樹木を利用してもらいます。

5.        冬場の寒さ対策としてビニールハウスのように透明ビニールを張れるようにしたいと思います。

イラスト:Hira
初期計画完成予定イラスト
野生動物救護の会では2008年度カレンダーの売り上げを鳥カフェ建設資金に充てていますが、まだまだ足りません。

皆さまのご寄付をお願いいたしたいと思います。宜しくお願いいたします。

12月16日に骨組みを作りました
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名義:特定非営利活動法人 野生動物救護の会
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完成予定ミニチュア
完成予定ミニチュア
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