活動内容
保全センター職員と協力して差し餌、給餌、掃除、など救護された野生動物達の世話や健康管理をします。

写真は猫に追われ階段から落ちて後ろ足が麻痺してしまったタヌキの「ランちゃん」をお風呂に入れてドライヤーで乾かしているところ。

羽根図鑑の制作
自然環境保全センターでの活動
保全センターに救護され運ばれてきても、残念ながら死んでしまう鳥たちもいます。これら鳥たちの羽根を活用し、羽根標本を作成しています。

羽根を見ることで、鳥達への理解を深めます。
また、野外で鳥の羽根を見つけた時に、鳥の種類と羽根の部位がわかるようになります。

救護データの分析
救護された場所、原因、日時などを集計・分析をして、野生動物や生息環境が抱える問題を明らかにし、事故の再発防止策などを提言します。

救護される動物たちの多くは人間の生活の犠牲になっている場合が多く、少しでも救護される動物たちを減らしたいと思っています。

ボランティア講習会
救護の専門家、獣医師、鳥類の専門家の方達を講師として招き、人材育成、救護活動の技術向上やボランティア同士のコミニュケーションを図ります。 
学校での環境教育
地元の小・中学校の授業の一環として、救護された動物たちとのふれあいや教材を通し、ヒナの誤認保護防止をはじめ自然環境の大切さや鳥獣保護思想の普及啓発を行います。
猛禽類のリハビリテーション
救護された猛禽類は飛翔や狩りに必要な筋力、持久力、体力が低下し、そのリハビリテーションには広い場所での訓練が必要となります。

救護の会では鷹匠の技術を応用して、猛禽類の飛行訓練をします。息切れをする鳥たちはまだまだ放野出来ません。

野生復帰できる動物の放野
元気になった動物たちを野生に返します。今までの苦労が報われる瞬間です。

基本的に生物多様性保全のため、保護された地区まで搬送して放野します。

野生復帰した動物たちの追跡調査
野生に返した動物たちが元気にしているか調査するために放野する際、発信器を装着する事があります。

発信器をつけた動物たちの移動範囲、距離、速度などを詳しく調べ今後の救護活動に役立つデータを集めます。

探鳥会
定期的にボランティア同士のコミニュケーションを図るため、ボランティア活動の一環として、探鳥会を開催します。

野生の鳥たちと、救護された鳥たちの違いなどを勉強する良いチャンスです。 

短期、長期保護ボランティア
誤認保護されたヒナや巣から落ちてしまったヒナや動物たちを独り立ちさせる短期ボランティア。  怪我などで野生復帰出来なくなった動物たちを面倒を見る長期ボランティア。

とても大変な仕事ですが、やりがいがあります。

丹沢の山々、相模湾、相模川など豊かな自然に恵まれた神奈川県には多様な野生動物が生息しています。神奈川県自然環境保全センターの傷病鳥獣舎には毎年たくさんの野生動物たちが運び込まれます。

 場所柄その種類はスズメからシカ、イノシシまでさまざまです。そうした動物たちの救護原因は交通事故、建造物への衝突、ネコによる被害、巣立ち雛の誤認保護などなど人間の活動に由来するものが多数です。

「野生動物救護の会 」は保護された動物たちの野生復帰を願って、その世話やリハビリなどにかかわっているボランティア団体です。

 私たちは傷ついた動物たちの世話を通して、ヒナの誤認保護防止をはじめ自然環境の大切さや鳥獣保護思想の普及啓発活動や野生復帰できない動物たちの福祉の向上などに取り組むと共に、人と動物が共存できる環境をつくり、この豊かな自然をいつまでも守っていきたいと考えています。

はじめに

問い合わせ

〒259-1306 神奈川県秦野市戸川1086番地の4
特定非営利活動法人  野生動物救護の会 事務局
電話 0463-75-1830   FAX 0463-75-1830