病気や怪我をしている可能性が高いです。
良く状況を観察しましょう。
1・・・体に傷などが無く窓の下に落ちていた→→窓ガラスに衝突
2・・・翼の片方が極端に下がっていたり、足がブラブラして歩くのが辛そう→→骨折している
3・・・出血があり、傷を負っているようだ。・・・車や電線との衝突や他の動物に傷つけられた
4・・・外傷もなく、外見も異常がないけれど弱ってうずくまっている→→餌不足や病気
5・・・油やペンキまみれになっている
6・・・傷はあるが歩行や飛行には支障が無いようだ
カイツブリ、アビ、アホウドリ、ミズナギドリなどの水鳥は陸の上では怪我をしたかのようにヨタヨタ歩きます。水面を羽ばたきながら走って飛び上がる鳥は、陸地から飛び上がるのは不可能です。このような鳥は簡単に保護されてしまいます。台風で飛ばされて陸地にやって来た場合もあるようです。怪我や衰弱がないようでしたら開けた水場に放してあげれば自ら飛び上がるでしょう。
HINT!:鳥インフルエンザは通常は人には感染しません。しかし、病気の鳥が飼育されると激しいストレスのために病原体の排出が増えることが確認されています。鳥自体が種々の病原体を保有していると同時に、鳥に付いているダニ類がウイルスを保有している可能性が大いにあります。例4のような外傷や外見の異常がないのに野鳥が落ちていたら、素手では触らず手袋などを着用して下さい。感染症予防のため野鳥を触ったら手洗いをしましょう。
○ 1の場合はGO-5へ進んで下さい。
○ 2〜5の場合は野鳥を診る動物病院か救護施設や役所へ連絡をして下さい。GO-7へ進んで下さい
○ 6の場合はその場所が危険なら安全な場所に運び様子を見て下さい。ほとんどの場合保護をする必要はありません。
HINT!:簡単に捕獲された鳥は要注意です。体調が悪い鳥は病原体を排出しやすく、また飼育されると激しいストレスのために病原体の排出が増えることが確認されています。鳥自体が種々の病原体を保有していると同時に、鳥に付いているダニ類がウイルスを保有している可能性が大いにあります。基本的に野鳥を触るときは手袋をはめたり、野鳥を触った手は良く洗う事が必要です。
図鑑などで保護した鳥の種類を調べましょう。